【マガレンジャー活動】5/18(日)沼一周調査!
- mwwc35
- 5月30日
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2025年5月18日(日)、マガレンジャーの活動「沼一周調査」を行いました。
今のメンバーが沼の周囲を一周するのは初めてです。
調査の目的は、「沼の水を採ること」「沼の周りに何があるかよく観察すること」、この二つです。
かねてより沼の水質が気になっていた隊員たち。
水が汚いとはどんな状態をいうのか、水質について知りたい、ということで、調査をすることになりました。
水質を分析するには、まず正しい方法で採水しなくてはいけません。
以前もマガレンジャーの活動でお世話になった酪農学園大学環境地球化学研究室の吉田磨先生と研究室の井藤千聖さんに、採水の方法を動画にまとめていただき、みんなで予習してから採水に取り掛かりました。
隊員たちは、動画で教えられた通り、採水チューブの扱い方や道具類のとも洗いなど、きっちり守って採水ができました。

採った水は、吉田研究室に前処理をお願いし、後日、隊員たちと分析をすることになっています。

その後、隊員たちは、ウッシー隊長と沼一周。

滅多にない機会に、隊員たちのテンションは自ずと上がります。
無事に帰ってこられるのか、副隊長はドキドキしながらセンターで帰りを待っていました。
隊員たちが見つけたものは...、散弾の薬きょう、大きな骨、葉っぱの化石。
散弾の薬きょうは、かつて宮島沼で狩猟が行われていた時のものです。
今でもこうして時折拾うことがあります。
散弾は撃った際に小さな弾がバラバラと飛びます。
放置された散弾は、その後、鳥が小石と一緒に飲み込んでしまいます。
鳥は歯がないので、食べたものを消化するために、砂や小石を飲み込み、砂のう(砂肝)にため込みます。
砂のうで砂や小石と食べ物を一緒にすりつぶし、消化をするのです。
飲み込んだ散弾が鉛でできていると、体内に入った鉛によって中毒を起こしてしまいます。
これが鉛中毒です。
1989〜1990年ごろ、宮島沼では、ハクチョウやガンが急性鉛中毒によって大量に死んでしまったことがありました。
その後、狩猟は自粛され、道内での鉛弾の規制へつながり、宮島沼は鳥獣保護区に指定されました。
大きくて真っ白な骨の持ち主は?
ハクチョウ?サギ?それともニンゲン!?
専門家の先生に見ていただいたところ、どうやらハクチョウの肩甲骨だったようです。
葉っぱの化石には、何かの葉っぱの形がくっきりと残っていました。
そういえば、2018年に石狩望来の海岸へ化石採集に行った時は、二枚貝のものをたくさん見つけることができました。
この日の活動の記録は、センターの展示室に展示されています。

ぜひご覧ください。
次回のマガレンジャー活動は6/21(土)、宮島沼周辺でコウモリを探します!
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