【報告】浜厚真イキモノブース2025
- mwwc35
- 8月17日
- 読了時間: 3分
ちょっと遅くなりましたが、2025年8月2日(土)に厚真町の浜厚真で行われた「浜厚真イキモノブース」の様子をご報告いたします! こちらは、サーフィンのイベント「meet up Atsuma」に合わせて出展しており、当日は、子どもたちのDJ体験などもあって、とてもにぎやかでした!
なぜ、宮島沼の会が浜厚真に?
浜厚真には、海岸、草原、湿地、多様な自然環境があり、972種類の生きものがそこを利用しています。そのうち絶滅の恐れがある生きものは80種類。宮島沼にやってくる渡り鳥の中にも浜厚真を利用、通過するものがいます。
しかし、現在、浜厚真には、巨大な風力発電施設を作る計画があります。
そこで、浜厚真の地域の方やサーファーの方など多くの方々に浜厚真の自然の魅力を知ってもらおうと、多くの方々が集まるサーフィンの大会「浜厚真町長杯」に合わせて浜厚真イキモノブースを出展しています。
そんなわけで、魚、昆虫、鳥、植物の専門家の皆さんが集まって、浜厚真の生きものの魅力をたくさんの方々に知ってもらうべく、工夫を凝らした展示を作ってくれました!
まず、魚チーム。

水槽の中を泳ぎ回る魚たちは、会場のすぐ横を流れる川で、当日朝に捕獲したものです。

このミニ水族館の中には、ニホンウナギもいました!
続いて、昆虫チーム。

オオコオイムシやミズカマキリ、今やめっきり見かけなくなったゲンゴロウもいました!
水生昆虫を見ると子どもだけでなく大人もワクワクするようです。

鳥チームはウトナイ湖から。

草原で繁殖するチュウヒを中心として展示解説していました。
絶滅危惧IB 類に指定されているチュウヒですが、ここ浜厚真には、なんと7つがいが暮らしているとのことです。
オリジナル缶バッジは好評でしたね〜

最後に、植物チーム。
海浜植物を集めてミニ植物園を作りました。

オカヒジキやオニハマダイコン、ナワシロイチゴなど、試食コーナーがなかなかの人気でした。

午前と午後に、専門家と歩くガイドツアーも行われました!

午後の鳥と植物のガイドツアーでは、砂丘を掘って、テンキグサ(ハマニンニク)の根ががっちり砂をつかんでいる様子をみたり、エゾカワラナデシコの花の香りを嗅いだり。

ものすごくねじれているネジレイ(イヌイ)を触ってみたり。
ノビタキやカワラヒワの鳴き声に癒され。

チュウヒが飛ぶ姿も見ることができました。

サーファーやキャンパーの皆さんと話をしていると、海の魚には目が行くけど、他にこんなに生きものがいるなんて知らなかった、と言われることが多かったです。
小さな活動ですが、少しでも知ってもらう、興味を持ってもらうことが、何より大切なのだと思います。
小さな子どもたちが目をキラキラさせて生きものに釘付けになっている姿が印象的でした。
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