初めましての倶知安の子どもたち。
マガレンとお互いに名刺交換をします。
倶知安の子どもたちによる風土館の案内を受け、
展示を見る姿からワクワク感が伝わります。
昭和の暮らしを展示しているコーナーでは将棋を差し合う場面も。
風土館の学芸員小田桐亮さんによる尻別川の魚について解説を受けた後は、川の魚の身体の構造を知るべく解剖に挑戦。
これらの魚は全て学芸員の小田桐さんと今回の参加メンバーの一人が実際に尻別川で釣ってきたものです。
胃の中を調べてみました。
この魚はエゾイワナでしたが、マイマイガの幼虫やトビケラの幼虫(巣ごと)、スジエビ(?)をよく食べていたようです。
胃の内容物を知ると、餌となる生きものがどんなものか、どんなものを好んで食べるか、などがわかってきます。
解剖の後は、実食。
解剖をしているときは生臭い匂いだったのが、調理すると美味しい香りに変わるから、あら不思議。
エゾイワナ(アメマス)、ヤマメ、ニジマス、ブラウントラウト、それぞれ味が違うことがよくわかりました。
翌日は、みんなで鏡沼湿原に登りました。
クマに出会わないように、熊鈴や手を叩くだけでなく、いつの間にかみんなで大合唱。
ドレミの歌、鯉のぼり、ひな祭り、うみ、君が代...季節もへったくれもありません。
途中、クワガタが集まる樹液したたる木を観察したり、
こまめに休憩しながら1時間半ほどかけてゆっくり登り、山道を抜けると...
そこはワタスゲが風に揺られる別世界。
一面、ミズゴケとホロムイイチゴのカーペット。
文字通り水面にアンヌプリが映ります。
ヤマドリゼンマイの葉には、羽化した後のヤゴ殻がいくつもありました。
今まさに羽化の真っ最中のトンボもいました。
ギンヤンマやエゾイトトンボ、時にはカオジロトンボが飛び交う沼を見ながらのランチタイム。
思う存分倶知安の自然に触れることができました!
初めはお互いぎこちなく、写真を撮っていても表情が固かったのが、湿原に着いた頃にはすっかり自然な表情に変わっていました。
次回は、秋の宮島沼に倶知安の子どもたちをご招待。
みんなでたっぷり宮島沼の自然を感じてもらいます!
本事業はPCPD(Pacific Century Premium Developments)による助成を受けて実施したものです。
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