2024年5月25(土)、「大富原野の森」森づくり活動を行いました!
防風林更新作業のため木が伐採されて苗木が植えられた箇所は、日当たりがよくなった反面、乾燥化が進んで、外来種特にオオアワダチソウが一気に増えてしまっている状況です。
苗木保護のため刈り払い機で下草を刈ると、オオアワダチソウとともに在来種も刈られてしまうことになります。
ゼンテイカ(エゾカンゾウ)などの多年草は、地上部が刈られても翌年にまた葉を出すことができますが、花を咲かせて種を残すことができないと、ゆくゆくは消滅してしまいます。
そこで、宮島沼の会は、空知森林管理署と協定を結び、人の手で外来種を抜き取り、苗木の周りの背の高い草は低く刈り取ることになりました。
ものすごく気が遠くなりますが、かつての大湿原の生き残りである防風林の湿生植物を守るためには必要な作業になります。
合間にお花見を楽しみながら作業をしました。
ゼンテイカ(エゾカンゾウ)。
初夏の湿原を彩る花です。
オオアマドコロ。
宮島沼では、観察小屋や人工湿地近くの林床にあります。
サワフタギ。
この葉を食べるシロシタホタルガの幼虫がなかなかなビジュアルなのですが、今日は見つけられず。
作業中と作業後。
明日も森づくり活動を行います。
お手伝い募集中です!
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