【マガレンジャー活動】8/8(土)9(日)マガレンジャー、鶴居村と長沼町の子どもたちと交流
〜鶴居村編〜
2026年8月8日(土)・9日(日)、マガレンジャーは鶴居村へ行ってきました!

今回の目的は、鶴居村と長沼町の子どもたちとの交流。そして、釧路湿原とタンチョウについて学ぶことです。
参加したのは、マガレンジャー隊員7名と副隊長、そしてサポートとして同行してくれたミヤボラのホッシー。合計9名での旅となりました。
道東では珍しく30℃を超える、蒸し暑い二日間でした。
【温根内ビジターセンター】
美唄から5時間以上バスに揺られて到着したのは、鶴居村にある温根内ビジターセンター。ここで、鶴居村と長沼町の子どもたちと合流しました。

まずは、鶴居村の子どもたちによる湿原の解説です。
ビジターセンターの展示を使いながら、湿原に暮らす生きものや泥炭、「やちまなこ」などについて説明してもらいました。
中でも、特に目を奪われたのが「やちまなこ」です。
湿原にぽっかりと空いた深い穴。いったん落ちてしまったら、自力で脱出することはほぼ不可能という、底なし沼のような恐ろしい場所です。
館外へ出ると、木道の脇に本物のやちまなこが展示されていました。
3メートルほどある棒を刺してみると、ズブズブとどこまでも入っていきます。

「こんなところにハマったら大変!」
木道からはみ出してはいけない理由が、よくわかりました。
【釧路湿原でぽよんぽよん】
ビジターセンターのすぐ近くには、立ち入り禁止の看板がありました。
その先は、普段は入ることができない湿原エリアです。今回は、湿原について学ぶということで、特別に許可をいただき、中に入ることができました。

どこまでも広がる空の下で、ヤチヤナギの香りを嗅ぎ、小さなモウセンゴケを見つめ、しっとりふわふわとしたミズゴケに触れる……。
そこは、間違いなく「湿原」でした。
足の下が泥炭であることを確かめるために、誰かがぴょんぴょんと跳ね始めました。
すると、なんと地面がぽよんぽよんと揺れるではありませんか。

宮島沼周辺も泥炭地なので、本来なら同じようにぽよんぽよんとするはずです。しかし、客土をしたり、暗渠によって排水された農地や道路では、さすがに人が飛び跳ねただけで地面が揺れることはありません。
これには子どもたちも驚いた様子でした。
【夕食は地元産の野菜と手作りカレー】
ホテルに泊まる長沼町の子どもたちといったん別れ、マガレンジャーは鶴居村の子どもたちとともに鶴居村役場へ向かいました。
ここでは、子どもたちが1合ずつ持ち寄ったお米と、鶴居村のみなさんお手製の絶品カレーをいただきました。

さらに、地元の野菜をふんだんに使ったサラダや漬物、そして鶴居村農協さんからは、村で生産された牛乳もいただきました。
「今朝掘ったジャガイモだよ」「ヤングコーンもあるよ」「ブロッコリーは、うちでとれたやつ」
そんな言葉とともに並ぶ、地元の恵み。
牛乳が苦手な副隊長は、意を決して40年ぶりに牛乳を口にしました。
すると、臭みがなく、ふわっとした乳の香りと甘みが口いっぱいに広がります。
思わず、
「……美味しい」
と、つぶやきが漏れてしまいました。
予想以上のごちそうに、みんなテンション爆上がりでした。
【鶴居村の子どもたちとお泊まり】
鶴居村の子どもたちとマガレンジャーは、鶴居村にある複合施設「ふるさと情報館みなくる」に、特別に許可をいただいて泊めていただきました。
体育館では、タンチョウかるた大会が白熱!

札が大きめに作られているため、歩きながら絵札を探して取るという、なかなか運動量の多いかるたです。
内容的には、鶴居村の子どもたちがやや有利。
それでもマガレンジャーも負けずに絵札を取っていました。
……きっと、読み札の内容はあまり頭に入っていません。ほぼ反射神経です。
かるたの終盤には、ヘッドスライディングで札を取る子も。

流血必至の勢いでした(笑)。
【わがまち自慢】
翌朝は、それぞれのまちや湿地について、子どもたちが紹介し合いました。
長沼町の推しは、やっぱりジンギスカン?
長沼町の子どもたちは、一人一人が「長沼町の推し」を発表していきました。
ジンギスカン推しが多く、有名な長沼ジンギスカンが、観光客だけではなく地元の人たちにも愛されていることがよくわかりました。
鶴居村の子どもたちは、鶴居村の魅力を順番に紹介してくれました。
鶴居村には、冬だけではなく一年を通してタンチョウがいること。
酪農が盛んで、美味しい乳製品がたくさんあること。
そして、タンチョウによるデントコーンの食害を防ぐため、追い払い活動も行われていること。
タンチョウが身近にいるからこそ見えてくる、自然との関わりや、人と野生動物との共存についても知ることができました。
我らがマガレンジャーは「我が沼自慢」
我らがマガレンジャーは、美唄市外からも参加しているため、「我がまち自慢」ではなく、活動の拠点としている「我が沼自慢」。
宮島沼とマガン、そしてマガレンジャーの活動について紹介しました。
いつもはフリップを持って発表していますが、今回は伝える相手が多いため、副隊長もパワーポイント係として参戦しました。
発表内容を事前に打ち合わせる時間がなく、完成したのは当日の朝。
それでも、クイズあり、カードの配布あり。
手前味噌ではありますが、なかなか面白い活動紹介になったのではないでしょうか。
【タンチョウの巣を探せ!】
タンチョウの巣がある場所まで、バスで移動しました。
驚いたのは、バスの中から行く先々でタンチョウを見ることができたことです。
畑や牛舎のそば、そして道路を横断するタンチョウまで!
さすが、「鶴がいる村」鶴居村です。
タンチョウの巣がある場所は湿地帯にあるため、足の悪い副隊長(私)はバスで待機。
子どもたちが撮影した写真を見ると、そこはまさしく大冒険の世界でした。
水路を越え、林を抜けると、何やら丸く草が倒れている場所が。
いや、倒れているというより、草が敷き詰められている?
そこに、タンチョウの巣がありました。

タンチョウは、湿地の地面に草を集めて巣を作るのです。
体が大きく、首と脚が長い。
そんなよく似た見た目をしたサギ類とタンチョウですが、巣を作る場所はまったく異なります。
アオサギのように樹上にコロニーを作るもの。
タンチョウのように地べたに巣を作るもの。
では、鳥たちはどうやって巣を作る場所を決めているのでしょうか。
体のつくりが違うから?
天敵に対する防御の仕方が違うから?
興味は尽きません。
やはり、本物を見ることで「考えるタネ」がたくさん湧いてきます。
【次回は宮島沼で!】
鶴居村を離れる時、子どもたちはなかなかバスに乗ろうとせず、最後まで別れを惜しんでいるようでした。
SNSやゲームを通じてつながることも悪くありません。
けれども、実際に会い、一緒に歩き、食べ、遊び、体験することで、子どもたちは短い時間の中でも驚くほど打ち解けていきました。
改めて、「直接会って、一緒に体験すること」の力を感じた二日間でした。

秋には、長沼町の子どもたちと鶴居村の子どもたちが宮島沼にやってきます。
今度はマガレンジャーが、自分たちの沼や湿地のことを伝える番です。
どんな交流になるのか、今から楽しみです。
この事業は、アジアを拠点に、主に付加価値の高い不動産の開発と管理を行う、「パシフィック・センチュリー・プレミアム・ディベロップメンツ」の支援のもと、一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京と宮島沼の会の共同事業として実施しています。



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